いざテントを購入しようと思ったとき、テントの形をメインで選ぶ方が多いと思いますが、テントの素材は意識しているでしょうか?
この記事ではテントの素材って何があるのか・素材ごとに違いはあるのかを紹介していきます。
素材も自分の目的のあったものにすることで快適度は圧倒的に向上します。
最初にテントの素材と特徴を記載していますので、結論だけでも見ていってください。
また、今回の記事の内容はテントの素材情報の最低限を記載したものとなります。
素材ごとの特徴を大まかに理解されている方には知っている内容しか書いていない可能性がありますので他記事を参考にしてください。
テントの素材
早速、テントの素材と素材ごとの特徴を記載します。
この表を見るだけである程度素材ごとの違いを抑えることができます。
素材 | 特徴 |
---|---|
ナイロン | 非常に軽く柔軟性がある素材 |
ポリエステル | テント生地として一般的な素材。濡れても乾きやすいが火に弱い |
コットン | 通気性が良く結露に強い。火にも強く多少の火の粉では穴が開きにくい |
ポリコットン | ポリエステルとコットンのハイブリッド。2つのメリットを兼ね備えた素材 |
この表からも分かるように耐水性を取るか耐火性をとるか。など、ユーザーの重要視するポイントによって選ぶべき素材が変わってくるのがわかると思います。
雨の日も使いたい→耐水性のあるテントが欲しい。
このように思っているのに耐水性のあまりない素材でできているテントを買ってしまうと本末転倒です。
テント選びでは素材選びと言い換えても過言ではないでしょう。
次に各素材をもう少し深堀していきます。
ナイロン
ナイロンは他素材と比べて軽量で柔軟性があります。
なので、登山用のテントに使用されることが多い素材です。
とにかく軽いテントが欲しい方はナイロン製のテントを選ぶのがよいです。
耐水性も高くて濡れても直ぐに乾くのが特徴です。
一方で耐火性はないので、火の粉などには弱いのは注意ポイント。
テントの近くで焚火などすると穴が開く可能性があるので風向きなど注意して設営すること必要があります。
また、軽量で耐水性に優れるナイロン製のテントは少し値段が高くなる傾向があるのがデメリットと言えるでしょう。
ポリエステル
テントの素材として最も一般的な素材がこのポリエステルです。
他素材と比べて紫外線には強く長時間太陽にさらされていても劣化しにくい素材です。
吸水性が低いため濡れてもすぐに乾くのがポイント。
価格も比較的リーズナブルで、一番無難な素材となります。
こちらも火や熱に弱いのがデメリットとして挙げられます。
コットン
コットンは通気性や吸湿性に優れた素材です。
熱にも強く、多少の火の粉では素材に穴は開きにくいのが大きな特徴。
コットンの質感が好きな方も多く、キャンパーから愛される素材です。
コットンはナイロンなどと比べて耐水性に劣ります。
水分を含みやすく、濡れた場合はしっかりと乾かす必要があります。
ポリコットン
ポリコットンはポリエステルとコットンをハイブリッドした素材です。
通気性や吸湿性に優れたコットンのメリットと、速乾性に優れたポリエステルのメリットをいいとこどりした素材です。
ポリコットンは素材が重たく、テントも総じて重たくなってしまうのがデメリット。
ですが、車でキャンプに行く方などはそこまで大きなデメリットにはならないでしょう。
また、ポリコットン製のテントは比較的高価になりやすく少し手が届きにくいかもしれません。
私はポリコットンのテントを所有しているのですが、やはり非常に重たいです、、。
ただ、テントの近くで焚き火をしたり、薪ストーブを利用する際は難燃性のあるこの素材を使っています。
やっぱり耐水性はポリエステルと比べて低いと感じます。
ただテントの近くで火を使う場合は安全性を最重要としているので少しでも難燃性の高いこの素材のテントを使用しています。
ワンポールでこの素材のものは重量があるのでちょっとやそっとの風ではびくともしないので風に強いのもポリコットンのメリットかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はテントの素材と素材ごとの特徴を紹介していきました。
今回紹介した内容はテントの素材に関する知識として基礎となる部分です。
テント選びの際は素材以外にも厚みや耐水性など、見ておくべきポイントが複数あります。
そちらは今後紹介していきますのでお楽しみにしていてください。