キャンプの醍醐味と言えばやっぱり焚き火じゃないでしょうか。
焚き火を楽しみにキャンプに行く方も多いかと思います。
ですが、焚き火は一歩間違えたら大きな事故が潜んでいます。
焚き火が原因で山火事になる事故が発生するほど、焚き火は危険と隣り合わせです。
焚き火を思う存分楽しむためにも、安全に焚き火を楽しむ方法を事前に知っておくことは非常に大切です。
そこで今回は「焚き火を楽しむために気を付けること」を5つご紹介していきます。
ぜひ、焚き火を楽しむための参考にしてください。
焚き火台・シート・壺使う、テントの位置・風向き、フラットな場所で、周りの燃えそうなもの確認
ずばり、焚き火をするときに気を付けることは?
早速ですが、焚き火するときに気を付けることを5つ紹介していきます。
- 焚き火台を使う
- 焚き火シートを使う
- 消化できる準備をしておく
- 風向きを確認する
- フラットな場所で焚き火をする
詳しい内容は次の章から説明していきます。
この5つを守れば安全に焚き火を楽しめます。
①焚き火台を使う
まず一つ目は「焚き火台を使う」ことです。
キャンプ場によって直火がOKな場所とNGな場所がありますが、私としては直火OKな場所でも焚き火台の使用をお勧めします。
直火NGのキャンプ場では必ず焚き火台を使用してください。
直火がOKなキャンプ場は基本、「周りに火が燃え移りにくい対策」がされています。
地面が土だけの場所だったり、直火OKの場所がレンガで囲われていたりです。
ただ、直火OKの所でも広葉樹林の場所だったりすると落ち葉や枯れ枝などが落ちてきます。
すると、その落ち葉などに火が引火して最悪火事にまで発展するリスクがあります。
こういった理由から直火OKの場所でも焚き火台の使用を推奨します。
焚き火台を使用すると地面から多少浮いたところに火があるので引火のリスクが抑えられます。
火の粉などが飛んで引火するといったリスクは依然としてありますが、それは他の気を付けることと合わせることでリスクを可能な限り軽減させることが可能です。
おすすめの焚き火台は以下の記事で紹介しているので興味のある方は合わせてご覧ください。
②焚き火シートを使う
2つ目は「焚き火シートを使う」ことです。
焚き火シートとは焚き火台の下に敷く難燃性の布のことです。
炭などが焚き火シートに落ちても燃え広がりにくく地面に落ちている落ち葉や枯れ枝に引火しにくくなります。
焚き火シートに関しては以下の記事で紹介しています。
1つ目に紹介した焚き火台と合わせて使用することで安全性が段違いになります。
③消化できる準備をしておく
3つ目は「消化できる準備をしておく」ことです。
これは2つの意味があります。
- 残り火など使わなくなった火を消化する手段を持っておく
- 地面の枯れ枝などに引火して燃え広がる可能性がある時に消化できる手段を持っておく
残火など使わなくなった火を消す手段を持つ
まずは焚き火などをしていて終わった後の残り火など、後始末ができる手段を持っておくことが大切です。
たまに、キャンプ場で焚き火を終わって寝る時に薪などに火がついている状態で寝ようとしているキャンパーがいらっしゃいます。
これは寝ている間に布や枯れ枝など他の可燃物に引火して火が燃え広がる可能性があり非常に危険です。
なので、寝る前などはしっかりと火を消してから寝る必要があります。
その時に使えるのは火消し壺といったアイテムです。
火消し壺は薪や炭を壺で密閉させて火を消すアイテムです。
火消し壺に関しては以下の記事でも紹介しています。
こういったアイテムを使用して、まずは「使わなくなった火を消す手段」を持っておくことが非常に大切です。
可燃物に引火し火が燃え広がる可能性がある時に消化する手段を持つ
もし可燃物に火が移って燃広がる可能性が出た時、それを消化する手段を持っておくことも非常に大切です。
この手段は使う状況にならないのが一番重要なのですが、万が一の対策は大切です。
火を消化するアイテムとしてやはり思いつくのは「消化器」では無いでしょうか。
消化器は実はいくつか種類があるのですが、キャンプに持って行くのにお勧めなのは「簡易消化器」です。
最近はスプレー式の消化アイテムも充実しており、1本2000円くらいで購入可能なものもあるので、一つ備えとして持っておくのがおすすめです。
④風向きを確認する
焚き火を楽しむために気をつけること4つ目は「風向きを確認する」ことです。
屋外で楽しむことの多い焚き火は風向き確認は必須とも言えます。
基本的な考えとして、焚き火する場所の風下に可燃性のものがないようにすることが大切です。
キャンプで設営する際に、テントの位置やご飯を食べる場所が焚き火をする場所の風下にならないように気をつけましょう。
また、焚き火をする場所から距離を離して設営することも大切です。
焚き火をする周りにある落ち葉や枯れ枝は初めに捌けておくことも大切です。
⑤フラットな場所で焚き火をする
気をつけること最後の5つ目は「フラットな場所で焚き火をする」ことです。
傾いた地面で焚き火をすると薪が不安定になり薪が倒れることがあります。
焚き火台から薪が落ちたりすると落ち葉などが周りにあると引火するリスクもあるのでフラットな場所で焚き火を楽しむようにしましょう。
焚き火を楽しむための対策をしておこう
いかがだったでしょうか。
今回は焚き火を楽しむために気をつけることを5つ紹介していきました。
普段からいくつかの内容は実践している方もいるのではないでしょうか。
この5つの項目がどれも当たり前だと思った方は対策がしっかりできている方だと思います。
普段のキャンプであまり意識していなかった方もこれを機に大惨事になる前に対策をしっかりと取って、楽しい焚き火を思う存分に楽しんでください。